「社会人になってから資格の勉強をしようとしても、仕事で疲れて全然手が動かない」
簿記3級に挑戦しようと思ったとき、最初に感じたのがこれでした。
私が簿記3級を取ろうと思ったのは、将来のお金に漠然とした不安を感じたことがきっかけでした。「お金のことをちゃんと勉強しなければ」と思い、お金の流れを読み解く力が身につく簿記を取ることにしました。
ただ、社会人として働きながら勉強するのは思ったより大変で、平日は1時間も集中できない日も珍しくありませんでした。それでも、独学4週間・ネット試験で一発合格(87点)できたので、その実体験をもとに勉強スケジュールを紹介します。
「忙しくて時間が取れない」という人ほど参考にしてみてください。
この記事では触れていない具体的な勉強手順はこちらの記事で詳しく解説しています。
→【簿記3級の勉強方法|初心者でも独学で合格できた具体的な手順】
※本記事は、簿記3級に独学で4週間87点で一発合格した実体験をもとに解説しています。あくまで一例として参考にしていただき、最新の試験情報は公式サイトをご確認ください。
この記事を書いた人
簿記の知識ゼロ・勉強から長く離れた状態から、独学で簿記3級に合格しました。実際に使った教材や勉強法、つまずいたポイントなどを、実体験をもとに初心者向けにわかりやすく解説しています。
→ プロフィール記事はこちら
社会人が簿記3級を目指すときの現実
社会人の勉強で一番しんどいのは、「時間がない」よりも「疲れていてやる気が出ない」ことだと思います。
私も平日は仕事が終わると20時〜21時ごろになることが多く、そこから勉強机に向かうのは正直かなりきつかったです。最初の数日は参考書を開いても、ページをめくるだけで頭に入ってこない日もありました。
ただ、そこで気づいたのが、「社会人の勉強は、質より継続性を優先した方がいい」ということです。
長時間勉強しようとして途中で力尽きるくらいなら、「今日は仕訳を10問だけ解く」と割り切る方が、積み重なったときに効いてきます。これが、私が4週間で合格できた一番の理由だと思っています。
私の勉強スケジュール(4週間・独学)
私の基本的な勉強時間は、平日1時間・休日8時間ほどでした。試験はネット試験を選んだので、自分のペースでスケジュールを組めたのも助かりました。
以下が実際に進めた4週間の流れです。
第1週:参考書を2周する
最初の1日で参考書をさらっと1周読み、全体像をつかみました。細かい部分は理解できなくても気にせず、「どんな内容が出てくるか」をざっくり把握することだけを目的にしました。
残りの6日間は、同じ参考書を最初から読み直しました。ただし2周目は、例題や練習問題にも実際に手を動かしながら取り組みました。1周目で全体の流れがわかっているので、2周目は内容が格段に入ってきやすくなります。
使った参考書はこちらです。
→【独学4週間87点|スッキリわかる日商簿記3級の使い方【50%理解でOK】 】
第2〜3週:問題集の仕訳問題だけを反射レベルになるまで繰り返す
第2週からは問題集に移り、仕訳問題だけを集中的に繰り返しました。第2問・第3問には手をつけず、仕訳だけを2週間ひたすら回しました。
目標にしたのは「考えなくても手が動く」レベルです。最初は1問ごとに参考書を引いていましたが、繰り返すうちに「この取引はこの仕訳」という判断が反射的にできるようになっていきました。
簿記3級の第1問は仕訳15問で配点が45点あります。つまり、仕訳を安定させるだけで合格ラインがかなり近づきます。社会人で時間が限られているからこそ、まず仕訳に全振りする戦略は効果的でした。
分からない仕訳が出てきたときは、参考書を読み直すより学習動画で確認する方が多かったです。動画の方が短時間で要点を掴めて、疲れていても見やすかったのが理由です。
→【簿記3級に独学合格|実際に使った無料学習動画(YouTube)を正直レビュー】
使った問題集はこちらです。
→【簿記3級に独学4週間で一発合格|合格するための本試験問題集レビュー】
第4週:第2問・第3問の対策をする
最終週は、これまで手をつけていなかった第2問・第3問の演習に集中しました。
第2問・第3問は問題のパターンが読めるまでに少し時間がかかります。ただ、第2〜3週で仕訳を固めておいたおかげで、第3問の精算表なども「仕訳を書いてから埋めていく」流れが自然と頭に入ってきました。仕訳が土台になっているので、理解の速度は思ったより早く、1週間ほどでマスターすることができました。
なお、時間配分が不安な方は、本番と同じ時間で過去問を解く練習を一度やっておくと安心です。私はそこまでやりませんでしたが、多くの合格者が実践している方法なので、余裕があれば取り入れてみてください。
簿記3級の試験は解く順番が結果を大きく左右します。わたしが解いた順番はこちらの記事でまとめています。→【簿記3級はどの順番で解く?実体験からわかったおすすめの解き方】
社会人が実感した「仕訳中心」の強み
働きながら勉強していて気づいたのは、仕訳の精度が上がると、第2問・第3問の理解速度も上がるということです。
たとえば精算表を解くとき、決算整理仕訳がスムーズに書ければ、残りの計算作業に集中できます。逆に、仕訳の段階でつまずいていると、そこで時間も正確さも両方失います。
限られた勉強時間を効率よく使うなら、「仕訳を先に反射的に書けるレベルまで持っていく」という戦略は、社会人に特に合っていると感じました。参考書を最初から丁寧に読み込む時間がない人でも、仕訳問題だけに絞れば1日15〜30分でも積み上げられます。
勉強が続かなかったときの対処法
4週間、毎日完璧にこなせたかというと、正直そうではありませんでした。仕事が特にしんどかった週は、平日にほとんど手をつけられない日もありました。
そういうときに意識していたのは、「ゼロにしない」ことだけです。問題を解く気力がない日でも、仕訳の問題集を5問だけ開いてノートに書く、それだけでも続けました。
簿記は「毎日少しでも触れること」で手続き記憶に定着していく部分があります。仕訳が「考える」から「反射する」に変わるまでには、それなりの反復が必要です。毎日コツコツ、これが社会人の勉強では一番大切だと感じました。
まとめ:忙しくても「仕訳を固める」戦略で合格できる
私が4週間で独学合格できた勉強スケジュールを振り返ると、こんな流れでした。
- 第1週:参考書を2周する。基本を抑える
- 第2〜3週:問題集で仕訳問題だけ解く。反射的に解けるまで
- 第4週:第2問・第3問の演習。解き方の型から入る
細かいスケジュールを最初から作ろうとしなくて大丈夫です。忙しい人でも、毎日少しずつ積み重ねれば独学合格は十分可能です。
まずは仕訳を10問解くところから始めてみてください。
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