「勉強が苦手な自分でも、簿記3級って本当に受かるの?」
「どこから手をつければいいかわからない」
そう思っている方に、結論からお伝えします。
勉強が苦手な40代でも、正しい順番で勉強すれば1ヶ月で合格できます。
私が実際にやったのは「仕訳を徹底的に極める」というシンプルな一点突破の方法です。最初は15問中2問しか正解できず、1回分を解くのに4時間かかっていました。それが最終的には6分で解けるようになり、一発合格できました。
特別な才能は必要ありません。順番を間違えなければ、誰でも再現できる方法です。この記事では、私が実際にやった勉強の流れをすべてお伝えします。
まず簿記3級全体の勉強の流れを先に知りたい方は、【簿記3級に独学合格|初心者でも合格できた勉強の流れ(ロードマップ)】も参考になります。
※本記事は、簿記3級に独学で4週間87点で一発合格した実体験をもとに解説しています。あくまで一例として参考にしていただき、最新の試験情報は公式サイトをご確認ください。
この記事を書いた人
簿記の知識ゼロ・勉強から長く離れた状態から、独学で簿記3級に合格しました。実際に使った教材や勉強法、つまずいたポイントなどを、実体験をもとに初心者向けにわかりやすく解説しています。
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独学合格で実際に使った教材・ツール
まず、私が使った教材とツールを紹介します。使ったのはこの4つだけです。
①『スッキリわかる 日商簿記3級』(メインテキスト)
独学の軸になったテキストです。簿記の基礎から丁寧に説明されており、初心者でも読み進めやすい構成になっています。このテキストを2周することが、勉強の前半戦の中心でした。
実際に私がどう使ったかは、【独学4週間87点|スッキリわかる日商簿記3級の使い方】で詳しくまとめています。
②『合格するための本試験問題集』(アウトプット用)
テキストで基礎を固めたあと、アウトプットのメインとして使いました。本試験形式の問題が複数回分収録されており、繰り返し解くことで実戦感覚が身につきます。特に第1問(仕訳)を徹底的に反復するために使い込みました。
第1問対策に使った問題集の詳細レビューは、【簿記3級に独学4週間で一発合格|合格するための本試験問題集レビュー】で紹介しています。
③ふくしままさゆきさんのYouTube動画(理解の助けになった動画)
テキストを読んでいて「どうしても理解できない」という場面で何度も助けられました。無料で見られるにもかかわらず、解説のわかりやすさは本物です。文字だけではイメージしにくい仕訳の流れを、動画で視覚的に理解できたことで、参考書に戻ったときの理解度が明らかに変わりました。
④CPAラーニング(後半戦の仕上げ用)
第2問・第3問の対策として、CPAラーニングの無料講義動画を活用しました。こちらも無料で利用できます。後半1週間で集中的に使い、試験範囲の仕上げをしました。
【1〜2周目】理解の壁は「YouTube」と「さらっと読み」で突破する
1周目:全部さらっと読む。理解は後でいい。
最初にやったのは、テキストを最初から最後まで「さらっと読み通す」ことです。
ポイントは、100%理解しようとしないことです。
初心者が最初からすべてを完璧に理解しようとすると、最初の数ページで止まります。「なんとなく全体像をつかむ」という意識で、とにかく最後まで読み切ることを優先してください。
2周目:仕訳問題だけ全部解く。第2問・第3問はスルーでいい。
2周目は、理解を深めながら読み進めます。そして仕訳の問題だけをすべて解くのが2周目のメインタスクです。
ここで重要なのが、第2問・第3問の分野には手を出さなくていいという点です。
「全部やらなくていいの?」と思うかもしれません。でも、理由があります。簿記3級は仕訳の理解が土台になっており、仕訳をしっかり固めた状態で第2問・第3問に取り組むと、驚くほどスムーズに解けるようになります。最初から全部に手を出すより、仕訳を先に極めるほうが結果的に早いのです。
2周目で詰まったら、無理に参考書で解決しようとせず、ふくしままさゆきさんのYouTube動画を見るのがおすすめです。動画で視覚的に理解してから参考書に戻ると、同じページが別物のように読めるようになります。
【3週間目】地獄の仕訳ノック!「4時間→6分」への劇的ビフォーアフター
2周目が終わったら、いよいよ問題集(合格するための本試験問題集)の第1問に集中して取り組みます。12回分の第1問を、繰り返し解き続けます。
最初の絶望:15問中2問しか正解できなかった
正直に言うと、最初はかなりきつかったです。
1回目:15問中2問正解。1回分を解き終えるまでに4時間かかった。
「自分には無理かもしれない」と思いました。でも、続けました。
2回目は3時間、3回目は2時間……と、繰り返すごとに確実に時間が短縮されていきました。わからない問題が出てきたらそのつど参考書に戻り、理解してからまた解く。この繰り返しを続けました。
「反射」の域へ:問題を読んだ瞬間に仕訳が完成する状態
繰り返し続けると、ある段階から感覚が変わってきます。
問題を読んでいると同時に、頭の中で仕訳が完成しているという状態です。考えているのではなく、反射的に答えが出てくる感覚。ここまで来ると、第1問は6分ほどで解けるようになりました。
12回分が終わっても、試験日まで毎日1回分を日課として解き続けることをおすすめします。感覚を落とさないための「維持」です。
この仕訳ノックの段階で、だいたい3週間ほどかかりました。
【最終1週間】仕訳が完璧なら「第2問・第3問」は怖くない
ここまで来たら、残り1週間で第2問・第3問を仕上げます。
「1週間だけで大丈夫?」と感じるかもしれません。でも、仕訳を極めた状態で取り組むと、第2問・第3問が思ったより簡単に解けることに気づくはずです。
簿記3級の第2問・第3問は、結局のところ仕訳の応用です。土台がしっかり固まっていると、問題の構造が見えやすくなります。「1週間しかない」ではなく、「仕訳という土台があるから1週間で仕上げられる」という順番になっているのです。
CPAラーニングで第2問・第3問のコツをつかむ
この最終週でおすすめしたいのが、CPAラーニングの無料講義動画です。
第2問・第3問には、それぞれ解き方の「型」があります。仕訳とは少し違う思考の流れが必要で、その型をCPAラーニングの動画で効率よく吸収しました。無料でここまで学べるのは正直ありがたかったです。
過去問を時間を測って解かなかった理由
私は、時間を測って本番形式で過去問を解くということをしていません。
代わりに、第1問を毎日繰り返し解くことに時間を使いました。本番の時間配分への慣れより、仕訳の精度と速度を上げることを優先した結果、試験当日は時間的に余裕を持って解き終えることができました。
ただし、これは私のやり方であって、全員に合うとは限りません。不安な方は最終週に一度、時間を測って通しで解いておくとより安心できると思います。また、「ネット試験(CBT)を受ける方は、操作に慣れるために一度は本番形式の画面に触れておくのが無難です」
40代の独学を成功させる「振り返り」のコツ
勉強を続けるうえで、特に意識していたことが2つあります。
① 間違えたら必ず参考書に戻る
問題を間違えた場合、答えを確認して次へ進むだけでは力がつきません。「なぜ間違えたのか」「正解はどういう考え方か」を参考書で確認し、理解してから次に進む。この習慣を続けることで、同じミスを繰り返す回数が減っていきます。
② 毎日1回分、仕訳を止めない
仕訳は「感覚」です。反射の域まで高めた感覚は、やめると鈍ります。試験日まで毎日1回分を解き続けることで、本番当日も感覚をキープできました。
試験直前の流れや当日の注意点は、【簿記3級CBT試験の流れ|予約から結果表示まで完全ガイド】も参考になります。
まとめ:簿記3級は「仕訳を極める」のが最短ルート
この記事でお伝えした勉強の流れを、最後に整理します。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 1週目前半 | テキスト1周目:さらっと読み通す(理解は後でいい) |
| 1週目後半 | テキスト2周目:理解中心+仕訳問題だけ全解き(第2・3問はスルー) |
| 2〜3週目 | 問題集の第1問を12回分、毎日繰り返す |
| 最終1週間 | CPAラーニングで第2・3問を仕上げる |
| 試験日まで | 毎日1回分の仕訳を日課として継続 |
最初は15問中2問しか正解できなくても、続けることで必ず変わります。私がそうでした。
勉強が苦手でも、順番さえ間違えなければ一発合格は十分に狙えます。まず1周目をさらっと読み切ることから始めてみてください。
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よくある質問(FAQ)
Q. 簿記3級は独学でも合格できますか?
はい、簿記3級は独学でも十分に合格を目指すことができます。参考書で基礎を理解し、問題集で仕訳問題を繰り返し解くことで、独学でも合格レベルまで力を伸ばすことができます。
Q. 簿記3級の勉強時間はどれくらい必要ですか?
一般的には80〜100時間程度が目安と言われています。私の場合は、平日は1時間、休日は8時間ほど勉強し、約4週間の学習で合格することができました。
Q. 簿記3級の勉強で一番大切なことは何ですか?
仕訳をしっかり理解することが大切です。仕訳は第1問だけでなく、第2問や第3問の問題にも関係するため、問題集を使って繰り返し練習することが重要だと感じました。
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