この記事でわかること
- 知識ゼロで簿記3級を受けた私が、実際に何を感じていたか
- 「これ本当に受かるのかな」と思った時期をどう乗り越えたか
- CBT試験当日のリアル|トラブル発生から合格発表の瞬間まで
はじめに|「簿記3級」という名前しか知らなかった
勉強を始める前、私が簿記について知っていたのは「名前」だけでした。何を学ぶ資格なのか、試験でどんな問題が出るのかも、まったく知らない状態でした。
会計や財務の実務経験もゼロ。「借方」「貸方」という言葉を見たのも、テキストを開いたのが初めてでした。
そんな状態から4週間の独学で、ネット試験(CBT方式)に一発で合格できました。
この記事は「勉強法の解説」ではなく、私が実際に経験した不安・混乱・挫折感・そして合格発表の瞬間を書いた体験記です。「知識ゼロの自分でも本当に受かるのか」と不安な方の、少しでも安心材料になれば嬉しいです。
※本記事は、簿記3級に独学で87点・一発合格した実体験をもとにしています。あくまで一例として参考にしていただき、最新の試験情報は公式サイトをご確認ください。
この記事を書いた人
簿記の知識ゼロ・勉強から長く離れた状態から、独学で簿記3級に合格しました。実際に使った教材や勉強法、つまずいたポイントなどを、実体験をもとに初心者向けにわかりやすく解説しています。
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簿記3級とはどんな試験か|受ける前に知っておきたいこと
まず、簿記3級の基本情報を整理しておきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主催 | 日本商工会議所 |
| 試験形式 | CBT方式(ネット試験)または統一試験(紙) |
| 試験時間 | 60分 |
| 問題構成 | 大問3問(第1問:仕訳/第2問:補助簿・勘定/第3問:財務諸表) |
| 合格基準 | 70点以上(100点満点) |
| 難易度 | 初学者でも独学で合格できるレベル |
CBT方式は全国の試験会場で随時受験でき、試験終了直後に合否と点数が画面に表示されます。私はCBT方式で受験しました。当日の詳しい流れはこちらの記事で解説しています。

1週間目|テキストを読んでも全然頭に入らなかった
テキストを開いた最初の感想は、「なんとかなりそう」でした。読んでいるぶんには、なんとなくわかる気がする。
でも問題を解こうとした瞬間、手が完全に止まりました。
「読んでわかった気がしていたのに、何も出てこない。」
最初の1週間は、問題を解くたびに答えを確認して、「なぜそうなるのか」を読み直す作業の繰り返しでした。正解できた問題はほとんどありませんでした。
「これ本当に受かるのかな」という気持ちが、勉強を始めてすぐに頭をよぎりました。
それでもやめなかったのは、理由があったわけではなく、ただ「とりあえず毎日やろう」という気持ちだけでした。
2週間目|「自分には向いていないのかも」と思い始めた
2週間が経っても、手応えはほとんどありませんでした。
「わかった気がする→問題を開く→やっぱり解けない」
この繰り返しが続いていました。テキストを読み直すたびに「今度こそわかった」と思うのに、問題の前では同じように手が止まる。この感覚が、地味に精神的にきつかったです。
「もしかして、自分には向いていないのかも。」
そう思いながらも、机には向かい続けました。やめる理由も特になかったし、ここで止まったら確実に受からない、という気持ちだけはありました。
平日は仕事の前後に30分ずつ。休日はまとまった時間を作って、とにかく問題を解き続けました。勉強のスケジュールや具体的な進め方はこちらの記事にまとめています。

3週間目|問題を見た瞬間、「終わったかもしれない」と思った
ある程度仕訳の問題に慣れてきたころ、第2問・第3問の問題を初めてじっくり見ました。
これが、勉強期間中で一番しんどかった瞬間です。
仕訳とはまったく違う見た目の問題が並んでいて、「これを60分で解くのか……」と、正直に言うと絶望しました。「終わったかもしれない」という言葉が、頭の中に浮かびました。
一度立ち止まって、使っていた講義動画を最初から見直すことにしました。時間のロスに感じましたが、あのとき動画に戻ったのは正解でした。
動画を見ながら問題を解き直すうちに、少しずつ「あ、こういうことか」という瞬間が出てきました。絶望感がゆっくりと薄れていく感覚でした。
使った動画については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

4週間目|「いけるかもしれない」と初めて思えた
動画で立て直してから、問題への取り組み方が変わりました。
「解けない」から「解き方がわかってきた」に変わった感覚。3週間目まで感じていた「自分には向いていないのかも」という気持ちが、少しずつ薄れていきました。
勉強を始めてから初めて、「受かるかもしれない」と思えた週でした。
それでも自信があったわけではなく、「とにかく試験を受けてみよう」という気持ちで、CBT試験の予約を入れました。
試験当日|緊張と、まさかのトラブル
会場に着いてから気づいた「電卓の音問題」
試験会場に着いて、最初に気づいたのは「自分だけ電卓を使っている」という事実でした。
周囲は全員、キーボード操作だけで解答できる試験を受けていました。静まり返った試験室に、自分の電卓の音だけが響く状況でした。
打つたびに「うるさくないか」と気になり、できるだけ静かに打とうとする。でもそうすると打ち間違いが増える。集中したいのに、電卓の音が地味にメンタルに響きました。まったく想定していなかったプレッシャーでした。
第3問の途中でカンマが突然消えた
さらに、第3問を解いている途中で異変が起きました。数字を入力すると自動で表示されていたカンマ(桁区切りの「,」)が突然表示されなくなったのです。
頭が真っ白になりました。入力ミスかと思って何度か確認しましたが原因がわからず、「係員を呼ぶべきか、自分でカンマを入力するか」で迷いました。
「ここで係員を呼んだら時間がなくなる。第1問・第2問の手応えからして、合格点には届いているはず。」
そう判断して、自分でカンマを手入力する方法に切り替えました。ただ、この対応に時間を取られてしまい、第3問は最後まで解ききれないまま試験終了となりました。
試験後、「あのとき係員を呼ぶべきだったか」と少し後悔しました。でも結果的には、自己判断で正解でした。CBT試験当日の流れや持ち物については、こちらの記事で詳しく解説しています。

合格発表の瞬間|画面を見て、ほっとした
試験終了直後、画面に結果が表示されました。
87点・合格
第2問は20点中15点で、自分では満点のつもりだったので少し悔しい部分もありました。でもカンマトラブルで第3問を解ききれなかった状況を考えると、崩れなかったことへの安心感の方が大きかったです。
「知識ゼロから始めて、ちゃんと受かった。」
その事実だけが、じわじわと嬉しくなってきました。派手な感動はなく、静かな達成感でした。
まとめ|4週間をふり返って
4週間を通じて感じたのは、「最初にわからなかったことは、受かるかどうかに関係ない」ということです。
1週間目の「全然頭に入らない」も、2週間目の「向いていないのかも」も、3週間目の「終わったかもしれない」も、全部通過点でした。
今まさに「意味がわからない」と感じている方は、そこで立ち止まらないでください。わからないまま机に向かい続けることが、合格への道だったと、私自身の体験から言えます。
| 時期 | 実際に感じていたこと |
|---|---|
| 1週間目 | テキストを読んでも全然頭に入らない。「受かるのかな」と不安になる |
| 2週間目 | 「向いていないかも」と思い始める。それでも毎日机に向かい続ける |
| 3週間目 | 第2問・第3問を見て「終わったかも」と絶望。動画で立て直す |
| 4週間目 | 初めて「いけるかも」と思える。試験を予約する |
| 試験当日 | 電卓音のプレッシャー・カンマトラブル。自己判断で乗り切る |
| 合格発表 | 87点・合格。派手な感動より、静かな安心感 |
勉強法の詳細や使った教材については、それぞれ別の記事でまとめています。あわせて読んでみてください。
本記事は、実際の独学合格体験をもとに作成しています。試験の詳細・最新情報は日本商工会議所の公式サイトでご確認ください。
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