簿記3級を独学4週間で87点合格|知識ゼロから学んだリアル体験記

資格勉強の体験談

この記事でわかること

  • 簿記の知識ゼロから4週間で合格するまでの具体的な流れ
  • 独学で一番つまずきやすいポイントと、その乗り越え方
  • 合格の鍵は「仕訳」だとわかった理由

はじめに|「簿記3級」という名前しか知らなかった

勉強を始める前、私が簿記について知っていたのは「名前」だけでした。「簿記3級」という資格があることは知っていましたが、何を学ぶ資格なのか、試験でどんな問題が出るのか、まったく知らない状態でした。

会計や財務の実務経験もゼロ。「借方」「貸方」という言葉を見たのも、テキストを開いたのが初めてでした。

そんな状態から4週間の独学で、ネット試験(CBT方式)に一発で合格できました。

結果だけ見ると順調に進んだように見えるかもしれませんが、途中には「このまま本当に受かるのか」と感じた時期もありました。この記事では、そのリアルな過程を包み隠さず書いています。

同じように不安を感じている方の、少しでも安心材料になれば嬉しいです。


※本記事は、簿記3級に独学で4週間87点で一発合格した実体験をもとに解説しています。あくまで一例として参考にしていただき、最新の試験情報は公式サイトをご確認ください。

 この記事を書いた人

簿記の知識ゼロ・勉強から長く離れた状態から、独学で簿記3級に合格しました。実際に使った教材や勉強法、つまずいたポイントなどを、実体験をもとに初心者向けにわかりやすく解説しています。
プロフィール記事はこちら

簿記3級とはどんな試験か|受ける前に知っておきたいこと

まず、簿記3級の基本情報を整理しておきます。

項目内容
主催日本商工会議所
試験形式CBT方式(ネット試験)または統一試験(紙)
試験時間60分
問題構成大問3問(第1問:仕訳/第2問:補助簿・勘定/第3問:財務諸表)
合格基準70点以上(100点満点)
難易度初学者でも独学で合格できるレベル

CBT方式は全国の試験会場で随時受験でき、試験終了直後に合否と点数が画面に表示されます。自分のスケジュールに合わせて受験できるのが大きなメリットです。

私はCBT方式で受験しました。当日の詳しい流れはこちらの記事で解説しています。

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簿記3級のCBT試験はどんな流れで進む?本記事では、予約から当日の受付・試験開始・結果確認までの一連の流れを実体験ベースで解説。初めてネット試験を受ける方でも安心できるよう、ポイントもわかりやすくまとめています。

勉強を始めた直後|借方・貸方の壁

テキストを開いて最初にぶつかったのが、「借方・貸方」の考え方です。

「資産が増えたら借方(左)、減ったら貸方(右)」

読んでいるときは「なるほど」と思うのですが、いざ問題を解こうとすると手が止まります。「これは資産なのか負債なのか」「増えているのか減っているのか」が、すぐに判断できない。

最初の1週間は、仕訳の問題を解くたびに答えを見ながら「なぜそうなるのか」を確認する作業の繰り返しでした。正直、最初はほとんど正解できませんでした。

ただ、このときに大切にしていたのは「理解できなくても毎日触れること」です。意味がわからなくても、手を動かして問題を解き続けました。


2週間目|仕訳は毎日続けるしかないと気づいた

2週間が経っても、仕訳がスムーズに解けるようにはなっていませんでした。「もしかして、自分には向いていないのかも」という気持ちが出てきた時期でもあります。

ただ、少しずつ変化はありました。最初は毎回答えを確認しないと解けなかった問題が、だんだんと「これは現金が増えるから借方だな」と考える時間が短くなってきました。

完全に理解できていたわけではありませんが、「反射的に近い感覚」が少しずつ育ってきていたのだと、今振り返ると思います。

この時期に意識していたのは、「量より継続」です。
1日に大量の問題を解くよりも、毎日少しずつでも仕訳に触れることを優先していました。

平日は、仕事に行く前に30分、帰宅後に30分ほど勉強。休日はまとまった時間を確保して、問題演習を進めていました。

実際の勉強方法はこちらの記事で詳しく解説しています。

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3週間目|第2問・第3問を見て絶望した

ある程度仕訳に慣れてきたタイミングで、第2問・第3問の問題を初めてじっくり見ました。

これが一番つらかった瞬間です。

第2問は補助簿や勘定の問題、第3問は貸借対照表や損益計算書を作成する財務諸表の問題です。仕訳とはまったく違う見た目の問題が並んでいて、「これを60分で解くのか……」と正直、絶望に近い感覚がありました。

「第1問の仕訳だけならなんとかなるかもしれないけど、これは無理かもしれない」

そう思い、一度使っていた講義動画を最初から見直すことにしました。

私が第2問・第3問を短期間で攻略できるようになった動画はこちらの記事で紹介しています。

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仕訳が「わかった!」と気づいた瞬間

講義動画を見直していたとき、あることに気づきました。

第2問も第3問も、結局は仕訳の積み重ねで成り立っているということです。

財務諸表は複雑に見えますが、個々の取引を仕訳として記録し、それを集計したものです。補助簿も、仕訳の内容をもとに整理されています。「難しそうな問題」も、分解すれば仕訳の集合体なのです。

この気づきが、勉強を始めてから約3週間目のことでした。

そこから一気に視界が開けました。第2問・第3問を見たときの「絶望感」が、「仕訳さえできれば解ける」という感覚に変わっていきました。

簿記3級の合格に一番大事なのは、仕訳をマスターすること。

これは勉強を終えた今、確信を持って言えることです。


仕訳マスターが合格への最短ルートである理由

なぜ仕訳がそれほど重要なのか、あらためて整理します。

第1問(仕訳問題)で45点を確保できる

簿記3級の試験は100点満点で、合格基準は70点以上です。第1問は仕訳問題が15問出題され、配点は45点です。

つまり、仕訳を安定して解けるようになれば、それだけで合格点の約65%をカバーできます。仕訳が得意な人は、第1問でほぼ確実に点数を確保したうえで残りの問題に臨めます。

第2問・第3問も仕訳の理解が土台になる

第2問・第3問は一見、仕訳とは無関係に見えます。しかし実際には、仕訳の内容を理解していないと解けない問題がほとんどです。

財務諸表(貸借対照表・損益計算書)は、各取引を仕訳として記録し、それを集計したものです。補助簿も、仕訳の結果を整理したものにすぎません。仕訳の理解が深まると、第2問・第3問の見え方が大きく変わります。

仕訳は「反復」で身につく

仕訳は「理解する」よりも「慣れる」という感覚が強い分野です。最初はルールを覚えるところから始まりますが、繰り返し解くうちに考えなくても手が動くようになっていきます。

私の場合、勉強を始めてから3週間ほどで「反射的に解ける」感覚が出てきました。ここまで来ると、第2問・第3問も落ち着いて取り組めるようになります。

私が実際にやったこと

細かいスケジュール管理はしませんでした。スケジュール通りに進められる自信がなかったからです。

まずテキストを2周読みました。1周目はざっと、2周目は丁寧に。読み終えたときは「わかった」気がしていました。

でも実際には、仕訳の問題を見るたびに「左が仕入、右が現金……」と頭の中で言葉を確認しながら解いていました。ルールとして知っている状態で、使いこなせているとは言えなかったと思います。

それが変わったのは、問題集で仕訳を毎日解くようになってからです。

仕訳の演習を始めて2週間くらいで、問題文を読んだ瞬間に勘定科目が頭の中で自然に出来上がるようになっていました。「考える」というより、自然に答えが浮かぶ感覚でした。テキストを何度読んでも起きなかった変化が、問題を解き続けることで起きました。

わからない部分が出てきたときは、無料の講義動画で補いました。文字で読んでもイメージしにくいところが、動画だとすんなり入ってくることがあります。

使ったテキストと問題集はこちらで詳しく紹介しています。どちらを選べばいいか迷っている方はあわせて読んでみてください。

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試験当日のリアル|87点合格の舞台裏

会場の雰囲気

試験会場はテストセンター専門の施設でした。周囲は全員、キーボード操作だけで解答できる試験を受けていました。電卓を使っているのは自分だけです。静まり返った試験室に、自分の電卓の音だけが響く状況でした。

打つたびに「うるさくないか」と気になり、できるだけ静かに打とうとするのですが、そうすると今度は打ち間違いが増える。集中したいのに、電卓の音が地味にメンタルに響きました。

試験中に起きたトラブル

第3問を解いている途中で、数字を入力すると自動で表示されていたカンマ(桁区切りの「,」)が突然表示されなくなりました。

一瞬、頭が真っ白になりました。入力ミスかと思って何度か確認しましたが原因がわからず、「係員を呼ぶべきか、自分でカンマを入力するか」で迷いました。

最終的に選んだのは、自分でカンマを手入力する方法です。第1問・第2問で手応えがあり、合格点には届いていると判断したからです。

ただ、この対応に時間を取られてしまい、第3問は時間不足で最後まで解ききれませんでした。

結果

試験終了直後、画面に結果が表示されました。

87点・合格

第2問は20点中15点で、自分では満点のつもりだったので少し悔しい部分もありましたが、合格という結果に正直ほっとしました。

大きく崩れなかったのは、仕訳が安定していたからだと思っています。第1問でしっかり点数を確保できたことが、トラブルがあっても合格できた理由です。


初心者が最初ちんぷんかんぷんでも大丈夫な理由

簿記の勉強を始めたばかりのときに、借方・貸方の意味がよくわからないのは当然のことです。私も同じでした。

大事なのは、「わからなくても毎日触れること」です。

最初の数週間は、意味がわからないまま問題を解いて、答えを見て、「なぜそうなるのか」を確認する作業が続きます。それでも毎日続けていると、ある日突然「あ、こういうことか」という瞬間がやってきます。

私の場合は3週間目でした。そこから先は、勉強のペースが一気に上がりました。

今まさに「意味がわからない」と感じている方は、そこで立ち止まらないでください。わからないまま手を動かし続けることが、合格への道です。


まとめ|簿記3級合格のために本当に大事なこと

4週間の独学を経て、一番強く感じたのはこの一点です。

簿記3級に合格するために一番大事なのは、仕訳をマスターすること。

仕訳が安定すれば、第1問で確実に点数を取れます。そして仕訳の理解が深まれば、第2問・第3問の見え方も変わります。テクニックや小手先の対策よりも、仕訳という基礎を固めることが合格への最短ルートです。

難しく考える必要はありません。まずは仕訳問題を毎日解くことを習慣にすること。それだけで、合格は思っているより近いところにあります。

合格のポイント内容
最重要仕訳を反射的に解けるレベルまで繰り返す
勉強スタイル毎日継続
テキスト2回読む(1周目:概要把握、2周目:理解)
動画活用理解しにくい部分を補う
試験本番仕訳で点数を確保し、トラブルにも落ち着いて対処

本記事は、実際の独学合格体験をもとに作成しています。試験の詳細・最新情報は日本商工会議所の公式サイトでご確認ください。

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