この記事でわかること
- CBT試験の予約から試験終了までの全体の流れ
- 当日の会場の雰囲気・受付の様子(実体験)
- 40代・パソコン初心者が感じたリアルな感想と注意点
はじめに|「当日どうなるのか」が一番不安だった
簿記3級の勉強を進めながら、私がずっと気になっていたのは試験の内容よりも「当日の流れ」でした。
CBT試験(ネット試験)は、パソコンを使って受験する形式です。「いきなり試験が始まるの?」「会場に着いたら何をすればいいの?」「結果はその場でわかるの?」——そういった疑問が、勉強の合間にずっと頭の片隅にありました。
私が最後にパソコンを使ったのは、高校生のときの授業でした。つまり、私は20年以上ほとんどパソコンに触れていない状態で、簿記3級のCBT試験を受験しました。
「CBT試験はパソコン操作が必要」と知ったとき、正直かなり不安でした。ただ、ネットで調べてみると「パソコン初心者でも問題なかった」「操作は難しくなかった」という合格者の声がいくつも見つかりました。それを読んで、「なんとかなるかもしれない」と思うことにしました。
そもそも自宅にパソコンがないため、事前に練習しようにもできない状況でもありました。練習なしで本番に臨むことへの不安はありましたが、他に選択肢がなかったので、開き直って当日を迎えました。
実際に受験してみると、思っていたよりもずっとスムーズに操作できました。画面の指示に従って進めるだけで、特別な知識がなくても問題なく操作できる仕組みになっていました。「もっと難しいと思っていた」というのが正直な感想です。
同じようにパソコン操作を心配している方には、「思っているほど難しくない」とお伝えしたいです。
この記事では、実際にCBT試験を受験した体験をもとに、予約から結果確認までの流れを順番に解説します。事前に流れをイメージしておくだけで、当日の緊張はかなり和らぎます。
※本記事は筆者の実体験に基づく内容です。試験制度や合格率は変更される場合があるため、最新情報は各公式サイトをご確認ください。
この記事を書いた人
私は40代から将来のお金に不安を感じ、資格の勉強を始めました。FP3級・2級、簿記3級、ITパスポートに独学で一発合格しています。この記事では、その実体験をもとに初心者でも理解できるように解説しています。
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CBT試験とは|紙の試験とどう違うのか
まず基本的な確認から。CBT試験(Computer Based Testing)は、試験会場のパソコンを使って受験する形式です。
従来の簿記試験は、年に数回の統一日程で実施される紙の試験でした。CBT方式では、自分の都合に合わせて受験日を選べるため、スケジュールの柔軟性が大きく上がっています。
紙の試験との主な違いは以下のとおりです。
| 項目 | 紙の試験 | CBT試験 |
|---|---|---|
| 受験日程 | 年3回(統一日程) | 随時(会場・日時を自分で選択) |
| 解答方法 | 記述・マーク | キーボード・マウスで入力 |
| 問題用紙 | 配布される | 画面に表示される |
| メモ | 問題用紙に書き込み可 | 配布されるメモ用紙のみ |
| 結果発表 | 後日郵送 | 試験終了直後に画面で表示 |
| 電卓 | 持ち込み可 | 持ち込み可 |
CBT試験の最大のメリットは「好きなタイミングで受けられること」と「その場で結果がわかること」です。一方で、パソコン操作に不慣れな人にとっては、それが一つのハードルにもなります。
CBT試験の全体の流れ
簿記3級のCBT試験(ネット試験)のやり方や当日の流れは、事前に知っておくだけで安心感が大きく変わります。
まず全体像を把握しておきましょう。CBT試験は大きく分けて以下の6ステップで進みます。
① 試験の予約
↓
② 試験会場に到着
↓
③ 受付・本人確認
↓
④ 試験(60分)
↓
⑤ 試験中
↓
⑥ 試験終了・結果確認
それぞれのステップを、実体験をもとに詳しく解説します。
① 試験の予約|自分のペースでスケジュールを決められる
CBT試験の予約は、インターネット上から行います。日商簿記の公式CBT試験サイトにアクセスし、受験したい日時と会場を選んで申し込む流れです。
予約の手順はおおむね以下のとおりです。
- 公式サイトにアクセス
- 受験する級(3級)を選択
- 希望する会場・日時を選択
- 受験料をクレジットカードやコンビニ払いで支払い
- 予約完了メールを受け取る
会場は全国各地にあり、都市部では複数の候補から選べることが多いです。日時も平日・休日問わず設定されていることが多いため、仕事をしながら受験する方にとってはとくに使いやすい仕組みです。
予約時に注意したいこと
受験料の支払いは予約と同時に行います。キャンセルや日程変更の規定は会場によって異なる場合があるため、申し込み前に確認しておくと安心です。
また、予約完了後に受け取るメールに受験票や当日の案内が記載されていることが多いので、大切に保存しておきましょう。
② 試験会場に到着|余裕を持って動くことが大事
私が受験したのはテストセンター専門の施設でした。ビルの一角にあるタイプの会場で、外観は一般のオフィスと変わらない印象でした。「本当にここで試験が受けられるのか?」と少し不安になりながら入ったのを覚えています。
当日は試験開始の20〜30分前には到着することをおすすめします。初めて行く場所は、道に迷ったり、建物の入り口がわかりにくかったりすることがあります。余裕を持って動くことで、焦った状態で試験に臨むリスクを減らせます。
当日の持ち物チェックリスト
| 持ち物 | 備考 |
|---|---|
| 受験票 | メールに記載のもの。印刷またはスマートフォンで提示 |
| 身分証明書 | 運転免許証・マイナンバーカードなど顔写真つきのもの |
| 電卓 | 持ち込み可。使い慣れたものを |
筆記用具は不要です。会場でメモ用紙とペンが配布されます。また、スマートフォンや余分な荷物は試験室に持ち込めないため、ロッカーや指定の場所に預けることになります。
③ 受付・本人確認|思ったよりあっさり、でも丁寧だった
受付では、受験票と身分証明書を提示して本人確認を行います。私が受験した会場では、スタッフの方が手順を一つひとつ丁寧に案内してくれました。「次はこちらへどうぞ」「荷物はこちらに置いてください」と声をかけてもらいながら進んだので、初めての受験でも戸惑うことなく動けました。
受付が終わると、試験室に案内されます。室内はパソコンが数台設置されており、仕切りで区切られた個人の席に通されました。静かな環境で、集中して取り組める雰囲気でした。
なお、CBT試験の入室タイミングはすべての試験で統一されているわけではなく、会場の運用ルールによって異なる場合があります。実際、私が他の資格試験をCBTで受験した際は、受付後も予約時間になるまで待機が必要でした。
一方で、簿記3級のCBT試験では空席があればすぐに案内される形式だったため、待ち時間なく試験を開始することができました。こうした違いは、試験内容というよりも「会場ごとの運用方針や混雑状況」によるものと考えられます。
そのため、どの試験でも同じ対応になるとは限らず、時間に余裕を持って行動しておくのが安心です。
受付時のポイント
- 身分証明書は顔写真つきのものが必要です
- 腕時計も試験室に持ち込めない会場があります(残り時間は画面で確認できます)
- 入室前にトイレを済ませておくことをおすすめします
④ 試験開始|最初の数分で操作感をつかむ
席に着いたら、画面の案内に従って操作説明を読み進めます。試験本番が始まる前に、操作方法や注意事項を確認する時間があります。
ここで確認できる主な内容は以下のとおりです。
- マウスやキーボードでの解答入力の方法
- フラグ機能(あとで見直したい問題に印をつける機能)の使い方
- 残り時間の確認方法
- トラブルが起きた場合の対処方法
この説明画面の時間は落ち着いて読んでください。焦る必要はありません。内容を把握してから試験をスタートさせることができます。
試験の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制限時間 | 60分 |
| 問題数 | 大問3問構成 |
| 合格基準 | 70点以上(100点満点) |
| 持ち込み | 電卓・メモ用紙(会場配布) |
⑤ 試験中|知識だけでなく「操作」も本番
試験が始まると、画面に問題が表示されます。基本的な解き方は紙の試験と同じですが、解答をキーボードで入力したり、マウスで選択肢を選んだりする操作が加わります。
私が試験中に経験したのが、金額入力欄のカンマ(桁区切りの「,」)が途中で自動入力されなくなるトラブルです。それまで「1,000」と自動で表示されていたものが、突然「1000」と表示されるだけになりました。
一瞬「壊れた?」と焦りましたが、自分でカンマを手入力することで対処しました。ただ、この対応に時間を取られてしまい、後半は時間がタイトになりました。
こうした予期せぬトラブルは、CBT試験では起こりえます。事前に「何か起きても対処できる」と心構えをしておくことで、実際に起きたときの焦りが大きく違います。
試験中の操作で注意したいこと
- 数字を入力したら、すぐに確認する習慣をつける
- 1問に時間をかけすぎない(フラグを立てて一旦飛ばす)
- 電卓は計算のたびにクリアしてから使う
- 画面右上などに表示される残り時間を定期的に確認する
⑥ 試験終了・結果確認|合否と点数がその場でわかる
解答を終えて「試験終了」のボタンを押すと、数秒後に結果が画面に表示されます。
私の場合、画面に合否と点数が両方表示されました。「合格」の文字を見たときは、思わずホッとしたのを覚えています。
結果がその場でわかるのはCBT試験の大きなメリットです。紙の試験では結果が届くまで数週間かかることもありますが、CBTなら試験終了直後に次の行動を考え始めることができます。
試験終了後は、スタッフに声をかけて退室します。配布されたメモ用紙は回収されます。
受験してみて感じたこと|正直な感想
試験全体を通じて感じたのは、「流れ自体はシンプルだが、パソコン操作への慣れが大きく影響する」ということです。
会計の知識は勉強で身につけられます。でも、キーボード入力の速さやマウス操作の正確さは、普段からパソコンを使う機会が少ない人にとって、当日いきなり対応するのは難しいものがあります。
電卓の操作や入力スピードも本番の時間配分に影響するため、事前に慣れておくことが重要です。

私自身、マウスで解答欄をクリックするたびに「ちゃんと入力できているか」を確認する作業で、じわじわと時間を消費していました。パソコン操作に自信がない方は、とくに事前の「操作慣れ」を意識しておくことをおすすめします。
一方で、スタッフの対応は終始丁寧で、受付から試験開始まで安心して進めることができました。初めての受験でも、「案内してもらえる」という安心感があると気持ちが落ち着きます。
CBT試験で失敗しやすいポイントを事前に知っておきたい方はこちら

まとめ|事前に流れを知っておくだけで当日が変わる
CBT試験の流れをまとめると、以下のとおりです。
| ステップ | 内容 | ポイント |
|---|---|---|
| ① 予約 | ネットで日時・会場を選択 | 余裕のある日程で |
| ② 到着 | 開始20〜30分前には会場へ | 初めての場所は事前確認 |
| ③ 受付 | 受験票・身分証を提示 | 荷物はロッカーへ |
| ④ 試験開始 | 操作説明→試験スタート | 説明をしっかり読む |
| ⑤ 試験中 | 60分・3問構成 | 操作ミスと時間配分に注意 |
| ⑥ 結果確認 | 終了直後に画面で表示 | 合否と点数が両方わかる |
当日の流れがイメージできているだけで、試験中の余計な不安はかなり減ります。
あとは、やってきた勉強をそのまま出すだけです。
落ち着いて臨めば、簿記3級は十分に合格できる試験です。
本記事は、実際のCBT試験受験体験をもとに作成しています。試験の詳細や最新情報は、日本商工会議所の公式サイトでご確認ください。
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