※本記事は、簿記3級に独学で4週間・87点で一発合格した実体験をもとに解説しています。あくまで一例として参考にしていただき、最新の試験情報は公式サイトをご確認ください。
「簿記3級の勉強時間って結局何時間?」「1日1時間だと何週間かかる?」――検索して調べるほど、目安の数字がバラバラで余計に不安になった、という方も多いと思います。
結論から言うと、簿記未経験者の一般的な目安は80〜120時間です。そして私自身は、簿記の知識がほぼゼロの状態から合計およそ80時間・期間は4週間で、CBT試験87点で合格しました。
| 条件 | 目安 |
|---|---|
| 簿記未経験・1日1時間 | 約3〜4ヶ月 |
| 簿記未経験・1日2時間 | 約1.5〜2ヶ月 |
| 短期集中(平日1時間+休日にまとめて) | 約4週間 |
| 筆者の実績 | 合計80時間・4週間・87点 |
この記事では、この「80時間」の中身を全部公開します。何にどれくらい使ったのか、最初の1週間がどれだけ理解できなかったか、精算表でどこにつまずいたかまで、実体験ベースで具体的にまとめました。
「自分はどれくらい勉強が必要なのか」「80時間で本当に足りるのか」がイメージできる内容になっています。

この記事を書いた人
簿記の知識ゼロ・勉強から長く離れた状態から、独学で簿記3級に合格しました。実際に使った教材や勉強法、つまずいたポイントなどを、実体験をもとに初心者向けにわかりやすく解説しています。
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簿記3級の勉強時間は80〜120時間が目安?
先に断っておくと、簿記3級の勉強時間について、日本商工会議所が「〇〇時間」と公式に定めているわけではありません。そのため、必要な勉強時間は簿記の予備知識や1日に使える時間によって大きく変わります。
そのうえで、一般的な学習時間の目安として紹介されることが多いのが80〜120時間程度です。
| レベル | 勉強時間の目安 |
|---|---|
| 簿記未経験 | 80〜120時間 |
| 簿記の学習経験がある人 | 人によって異なる |
大切なのは時間の長さそのものではなく、基礎を理解して問題演習を繰り返すことだと、実際にやってみて感じました。
簿記3級は1日何時間勉強すればいい?
1日に確保できる時間別に、必要な期間の目安をまとめました。合計80〜100時間を目標にした場合の計算です。
| 1日の勉強時間 | 必要な期間の目安 |
|---|---|
| 1日30分程度 | 約5〜6ヶ月 |
| 1日1時間程度 | 約3〜4ヶ月 |
| 1日2時間程度 | 約1.5〜2ヶ月 |
| 1日3時間以上(休日中心) | 約1ヶ月前後 |
あくまで目安であり、理解のスピードには個人差があります。「自分の生活リズムでどのペースなら続けられるか」から逆算するくらいがちょうどいいと感じています。
簿記3級は何週間で合格できる?
期間の面から見ると、おおよそ次のようなイメージです。
- 1日1時間ペース:8〜12週間程度
- 1日2時間ペース:4〜8週間程度
- 短期集中(平日1時間+休日にまとめて確保):4週間程度
これも「必ずこの期間で合格できる」という保証ではなく、あくまで目安です。私自身は短期集中型に近い形で、4週間で合格ラインに到達しました。
私が簿記3級に合格するまでにかかった時間:合計およそ80時間・4週間・87点
私の場合、1日あたりの勉強時間は平日1時間程度・休日8時間程度でした。平日は仕事があるためまとまった時間が取れず、そのぶん休日に集中して進めるしかなかった、というのが実際のところです。
単純計算すると、平日5日×1時間+休日2日×8時間で、1週間あたり約21時間。4週間では約84時間になります。

休日8時間といっても、ずっと集中して勉強していたわけではありません。テレビをつけながら勉強して、面白い番組があればテレビを見る。そんな感じで、休憩を挟みながら無理なく勉強していました。
使用したのは、参考書がスッキリわかる、問題演習がTACの「合格するための本試験問題集」です。この2冊を軸に進め、最終的にCBT試験で87点(仕訳45/45・帳簿15/20・財務諸表27/35)で合格しました。
ただし、この80時間という数字は私個人の結果であり、「80時間勉強すれば誰でも合格できる」という意味ではありません。簿記の予備知識や1日に確保できる時間によって、必要な時間は変わります。
4週間で進めた実際の勉強スケジュールは、こちらの記事で詳しくまとめています。

80時間の勉強内容を全部公開
80時間の使い方を大きく分けると、次のようになります。
| 内容 | 時間の目安 | 割合 |
|---|---|---|
| 参考書で基礎を理解する | 約20時間 | 25% |
| 問題集で問題演習を繰り返す | 約60時間 | 75% |
参考書で基礎を理解する(約20時間)
最初の段階では、参考書を読みながら基本的な仕訳や勘定科目を理解するところからスタートしました。ただ、最初の1週間は正直ほとんど頭に入りませんでした。「借方に書く理由がわからない」「なぜこの勘定科目を使うのか」という疑問がずっと残ったまま読み進める状態で、途中で何度か「自分には向いていないのかも」と感じたこともありました。
それでも一旦は参考書を最後まで読み切り、問題集に移ったところで少しずつ「あ、これが参考書に書いてあったやつか」とつながってくる感覚がありました。最初から完璧に理解しようとしなくてよかった、と後から思っています。
問題集で問題演習を繰り返す(約60時間)
勉強時間の大半は問題演習に使いました。同じ問題を何度も繰り返し解くスタイルで進めていました。
最初は同じ問題を解いても間違えることが多く、「何周やればいいんだろう」と焦る場面もありました。ただ、3周・4周と繰り返すうちに「この仕訳パターン、前にも出た」と気づく場面が増えてきて、少しずつ解くスピードが上がってきました。問題集を読んでいるだけでは気づけなかったことが、手を動かして解くことで初めて見えてくる感覚がありました。
精算表の問題は特に苦手で、最初は何がどこに入るのかまったく整理できませんでした。それでも問題集を何度か解くうちに、「ここはまずこの処理から始める」という流れが身についていきました。

何周やれば正解できるようになるかは人によって違うと思いますが、「繰り返せば必ず伸びる」というのは実感として自信を持って言えます。
4週間の勉強スケジュール(簡易版)
| 週 | 勉強時間の目安 | やったこと |
|---|---|---|
| 1週目 | 約15時間 | 参考書を1〜2周・仕訳の基礎 |
| 2週目 | 約20時間 | 参考書を読了・問題演習を開始 |
| 3週目 | 約25時間 | 問題集を周回・精算表を重点対策 |
| 4週目 | 約20時間 | 総復習・本試験形式の問題演習 |
1日単位でのより詳しいスケジュールは、こちらの記事でまとめています。

80時間勉強しても最初は全然わからなかった
「80時間で合格」とだけ聞くと、順調に積み上げて合格できたように見えるかもしれません。ですが実際は、最初の1〜2週間はほとんど手応えがなく、「このまま試験を受けて大丈夫なのか」と何度も不安になりました。

本番のCBT試験中にも予想外のトラブルがありました。それでも最終的に87点で合格できたので、多少のアクシデントがあっても対応できるくらいの実力は、80時間の積み重ねでついていたんだと思います。
順調な右肩上がりではなく、「わからない期間」を挟みながらの80時間だった、というのが正直な実感です。
簿記3級の勉強時間を無駄にしないために意識したこと
最初から完璧に理解しようとしない
新しい用語や考え方が多く出てくるため、最初からすべてを理解しようとすると先に進めなくなります。私も最初の段階で細かい部分に詰まって時間を使いすぎた経験があります。まず全体の流れをつかむことを優先し、細かい部分は問題演習の中で補っていくほうが効率的でした。
問題演習を勉強の中心に置く
参考書を読んでいるだけの時期は、正直あまり理解できていませんでした。問題集を解き始めてから「この取引、参考書に出てきた」とつながる感覚が増え、理解のスピードが上がりました。問題演習は勉強の補助ではなく、メインに置くべきだと感じています。
理解できない部分は動画で確認する
参考書を読んでも理解できない部分は、学習動画を見て確認するようにしていました。文章で読むより、実際に仕訳を書きながら説明してくれる動画の方が理解しやすい場面も多く、行き詰まったときの突破口になっていました。
簿記3級の勉強に使える無料動画はこちらの記事で詳しく解説しています。

簿記3級は80時間の勉強で合格できる?
私は80時間で合格できましたが、「80時間勉強すれば必ず合格できる」という意味ではありません。簿記の予備知識がある人であればもっと短く済むこともありますし、逆に基礎でつまずく期間が長引けば、100時間・120時間かかることも十分あり得ます。
私の場合、参考書を一通り終えたあと、問題演習に約60時間を使いました。時間の長さよりも、問題演習にどれだけ時間を割けるかのほうが、合格までのスピードに影響していたように感じます。
簿記3級は4週間でも合格できる?
勉強時間をしっかり確保できれば、短期間での合格は可能です。私自身、4週間で合格できました。ただし、これは誰にでも当てはまる期間ではなく、あくまで一例です。
短期合格を目指す場合でも、「参考書で基礎を理解し、問題集を繰り返す」という基本的な流れは変わりません。勉強時間を詰め込みすぎると集中力が切れて非効率になるため、毎日継続して勉強する習慣の方が結果につながりやすいと感じています。
独学でうまくいかず不合格になる人に共通するパターンについては、こちらで詳しく解説しています。

まとめ
簿記3級の勉強時間について、一般的な目安と実体験をもとにまとめました。
- 一般的な目安:80〜120時間(公式に定められた基準ではない)
- 私の実績:合計およそ80時間・4週間・87点で合格
- 内訳:参考書約20時間・問題演習約60時間
勉強時間の長さより、問題演習を中心に継続することが合格への近道だと感じています。まずは問題集を1周解いてみて、自分がどの部分でつまずくかを確認するところから始めてみてください。
4週間の勉強の流れをさらに詳しく知りたい方はこちら。

実際に行った勉強法の全体像はこちらでまとめています。

独学でうまくいかないパターンを知っておきたい方はこちら。

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