簿記3級はYouTubeだけで受かる?独学合格した私の結論と活用法

資格レビュー

「YouTubeで勉強するのって、本当に意味があるの?参考書なしでも受かる?」

独学で勉強を始めたとき、私も同じ疑問を持っていました。

結論から言います。YouTubeだけでの合格はおすすめしません。ただし、使い方次第で参考書では絶対に補えない理解が得られます。

  • 動画だけでは問題演習量が圧倒的に不足する
  • 参考書と問題集はどちらも必要
  • ただし「なぜそうなるのか」を理解するための教材としては非常に優秀

私が動画に頼った割合は、勉強の段階によってまったく違います。

  • 仕訳の勉強中(第1〜3週):参考書7:動画3
  • 第2問・第3問の対策(第4週):参考書1:動画9

この記事では、40代・独学・4週間で87点合格した私が実際に使った無料YouTube動画2つを、「どの論点で・どう使ったか」まで含めて正直にレビューします。

※本記事は、簿記3級に独学で4週間87点で一発合格した実体験をもとに解説しています。あくまで一例として参考にしていただき、最新の試験情報は公式サイトをご確認ください。

 この記事を書いた人

簿記の知識ゼロ・勉強から長く離れた状態から、独学で簿記3級に合格しました。実際に使った教材や勉強法、つまずいたポイントなどを、実体験をもとに初心者向けにわかりやすく解説しています。
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YouTubeだけで受かるのがおすすめできない理由

簿記3級は、仕訳を反射レベルまで手で解ける状態にしないと合格できません。動画を見ていくら「理解」しても、実際に問題を解く練習なしにはその状態になれません。

動画学習の最大の落とし穴は、「見ているだけで勉強した気になれること」です。受け身で見られるぶん、手を動かす時間がどんどん削られます。特に仕訳の段階でこの状態になると、問題演習量が足りないまま試験当日を迎えることになります。

私が動画をあくまで補助と位置づけ、参考書と問題集を軸にした理由はここにあります。

それでも動画が必要だった理由

参考書だけでは解決できない壁が、勉強を進める中で何度も出てきました。

「なんとなく解けているけど、なぜそうなるのか説明できない」という感覚です。参考書は「こう書く」という結論が先に来ることが多く、読み直しても理解のあいまいさが残ることがありました。動画で確認すると、取引の背景や「なぜそのルールがあるのか」から説明してくれるので、短時間でスッと整理されることが多かったです。

仕事で疲れている夜でも動画なら受け身で見られるので、勉強をゼロにしない日が増えたことも大きかったです。

この2つの動画を選んだのも、最初から決めていたわけではありません。試しに見てみて、自分の理解の仕方に合うと感じたから使い続けた、というのが正直なところです。

【仕訳期・第1〜3週】ふくしままさゆき|参考書7:動画3でピンポイント活用

仕訳の勉強中に使っていたのが、ふくしままさゆきさんのYouTubeチャンネルです。

使い方は「全部を通しで見る」ではありません。問題集を解いていてわからない仕訳が出てきたときだけ、そのトピックを検索してピンポイントで確認するという使い方です。

消耗品費の決算仕訳|この動画でしか得られなかった解説

特に印象に残っているのが、消耗品・消耗品費の決算整理仕訳の解説です。

ノートやコピー用紙を大量に買ったとき、「費用」にするか「資産」にするかという論点です。多くの参考書は「購入時に費用処理する方法と資産処理する方法の2パターンがあり、決算で未使用分を振り替えます」という説明で終わっています。私もそこまで読んで、「ふーん、そういうルールなんだ」で止まっていました。

ふくしま先生の動画は、まったく違う入り口から始まりました。

「ぶっちゃけ、普通の中小企業はこんな面倒な振替やっていません」という一言から始まり、「じゃあなぜ試験に出るのか?」という流れに入っていきます。

先生が説明したのは、こういうことです。「普通の会社は、ノートを何冊か買ったくらいで、決算のときに使っていないノートが3冊あるからと資産に振り替えたりしません。買った瞬間に全部費用で終わりです。ところが、利益が出すぎて税金を払いたくない会社が、3月31日にコピー用紙を100万円分買い込んで全部費用にしたら、それはズルですよね。そういう不正を防ぐために、金額が大きい場合は使っていない分を資産に戻しなさいというルールがある。それを学ぶための仕訳です」

この説明を聞いた瞬間、「消耗品 〇〇 / 消耗品費 〇〇」という決算整理仕訳が、ただの仕訳パズルから不正防止のためのルールに見えてきました。意味がわかると、仕訳が頭に残りやすくなります。

参考書は「こう書く」という結論が先に来ることが多いですが、ふくしま先生の動画は取引の背景や「なぜそのルールがあるのか」から入るのが特徴です。私のように「解けるけど理由が説明できない」という状態のときに、ピンポイントで確認するのに向いています。

【第2問・第3問期・第4週】CPAラーニング|参考書1:動画9で通しから入る

仕訳がある程度固まったところで第2問・第3問の対策に入りましたが、ここで動画への依存度をガラッと上げました。

使ったのはCPAラーニングの「ネット試験対策講座」です。問題集を開く前に、まずこの動画を通しで全部視聴しました。割合でいうと参考書1:動画9で、この段階はほぼ動画メインです。

見る前と見た後で、第2問・第3問の見え方が変わった

第2問・第3問は、仕訳とは勉強の入り方を変えた方がいいと感じていました。仕訳は「1問1答で積み上げる」感覚で進めましたが、第2問(補助簿など)・第3問(精算表など)は問題全体の「型」を先に把握しないと、何のために何を埋めているのかがわからないまま解き続けることになります。

CPAラーニングを通しで見てから問題集に戻ったとき、第3問の精算表で何をどの順番で埋めていけばいいのかが初めてはっきり見えました。動画を見る前は、精算表を見ても「どこから手をつけるのか」という感覚が掴めていませんでした。

仕訳をしっかり固めた状態でこの動画を見たら、苦手意識があった第2問・第3問がウソのようにスラスラ解けるようになりました。仕訳の土台があってこそ、この動画が最大限に活きるという順番が重要です。

第2問・第3問の演習に使った問題集はこちらで紹介しています。

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まとめ:YouTubeは補助、ただし使い方次第で合否が変わる

簿記3級の勉強でYouTubeだけで受かるかどうか、私の結論は「おすすめしない。ただし、正しく使えば参考書では得られない理解が手に入る」です。

段階使う動画割合使い方
仕訳期(第1〜3週)ふくしままさゆき参考書7:動画3つまずいた論点をピンポイントで確認
第2・3問期(第4週)CPAラーニング(ネット試験対策)参考書1:動画9問題集を開く前に通しで視聴

どちらも無料とは思えないクオリティです。ただし動画はあくまで補助であり、参考書と問題集との組み合わせが前提です。4週間の勉強の全体像は、こちらの記事で詳しく解説しています。

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