「電卓は早く打てないと時間が足りなくなる?」──簿記3級を始めたとき、私もそう不安でした。結論から言うと、速さは必須ではありませんでした。ただ、それだけで終わらない話もあります。電卓の練習本まで買って特訓した私が、試験を受けて感じたことを正直にまとめます。
なお、簿記3級そのものの勉強手順や、独学で合格するまでの流れは、こちらの記事で詳しくまとめています。

※本記事は、簿記3級に独学4週間・87点で一発合格した実体験をもとに書いています。あくまで一例として参考にしていただき、最新の試験情報は公式サイトをご確認ください。
この記事を書いた人
簿記の知識ゼロ・勉強から長く離れた状態から、独学で簿記3級に合格しました。実際に使った教材や勉強法、つまずいたポイントなどを、実体験をもとに初心者向けにわかりやすく解説しています。
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結論:簿記3級に電卓の速さは必須ではない
試験本番では、練習で身につけたブラインドタッチも、早打ちも、まったく使えませんでした。緊張と「押し間違えたらどうしよう」という恐怖から、結局は電卓をしっかり見ながら指一本で丁寧に打つことしかできませんでした。
それでも87点で合格できました。
簿記3級の出題量であれば、ゆっくり丁寧に打っても時間は十分あります。「速さよりも正確さ」──これが試験を受けた私の正直な結論です。
それでも電卓練習が無駄ではなかった理由
速さが必須でないなら練習は不要か、というとそうでもありませんでした。
電卓に慣れておくと、学習中の問題演習のテンポが上がります。毎回手が止まる、打ち間違いが多い、という状態だと集中力が削られます。試験対策というより、学習効率を上げるための準備として、電卓練習には意味がありました。
実際に私がどんな流れで勉強を進めたかは、こちらの記事で詳しくまとめています。

また、便利機能(メモリ機能など)を知っておくだけで計算がラクになる場面もあります。速度よりも「使いこなす」という意識のほうが、簿記3級には合っていると感じました。
実際に使った電卓|カシオ JF-S200の感想
私が使ったのはカシオの JF-S200(ゴールド)です。簿記の定番電卓としてよく名前が挙がる機種で、実際に使ってみて納得感がありました。
よかった点は、画面の角度を変えられること。手元の角度に合わせて見やすく調整できるので、長時間の学習でも目が疲れにくかったです。ボタンも大きめで早打ちにも対応しており、練習を重ねるうちに自然とスムーズに打てるようになりました。
気になった点は音です。ボタンはプラスチック製で、ある程度は抑えられているものの、試験会場のような静かな環境では少し気になりました。周囲への音が心配な方は、事前に確認しておくといいかもしれません。
簿記3級用としてはかなり使いやすく、初心者でも扱いやすい電卓だと感じました。
電卓練習本を実際に試した感想|TAC「カンタン電卓操作術」
購入した理由は、「試験中にスピードが遅くて時間切れになったらどうしよう」という不安からです。
練習方法はシンプルで、本に書いてある数字の列を繰り返し打つだけ。勉強を始める前のウォーミングアップとして毎日続けました。私は右手の3本指で打つスタイルで練習しました(電卓を打つフォームに決まりはないとのこと)。
やってよかったと感じたのは2点です。ひとつは、知らなかった便利機能の使い方を知れたこと。もうひとつは、電卓を見なくても打てるようになったこと。ブラインドタッチに近い感覚が身についたのは、この本のおかげだと思っています。
ただし冒頭でも書いたとおり、本番では練習の成果を発揮できませんでした。それでも「便利機能を知っている」という状態は、問題演習の効率を確実に上げてくれました。電卓初心者や、操作に自信がない方にはおすすめできます。
まとめ
簿記3級における電卓について、私の結論をまとめます。
- 合格だけを目指すなら、電卓の速さは必須ではない
- ただし、電卓に慣れておくと学習効率が上がる
- 便利機能を知っておくだけで十分な効果がある
試験本番でゆっくりでも合格できたのは、丁寧さを優先したおかげだと感じています。焦って打ち間違えるより、落ち着いて確実に打つほうが、簿記3級には合っています。
なお、2級以上を目指す方は、3級の段階から早打ちに慣れておくと後々ラクになります。長期的に簿記を続けたい方は、電卓練習も投資として考えてみてください。
電卓よりも優先すべき「合格までの勉強手順」をまとめています。

実際にどれくらい勉強したのか、1日の流れも含めて紹介しています。

「自分にもできるのか不安」という方向けに、リアルな難易度を書いています。

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