社会人になってから、まともに勉強したことがない。記憶力に自信もないし、そもそも暗記が苦手。仕事が終わる頃には疲れていて、まとまった勉強時間を作るのも難しい。
簿記3級を受けようと思った頃の私は、まさにそんな状態でした。
それでも、独学で一発合格することができました。最初は理解できないことも多かったですが、問題演習を中心に進めるうちに、少しずつ解ける感覚が出てきました。勉強が得意ではなくても、進め方次第で十分合格は目指せると感じました。
この記事では、「勉強が苦手」「何十年ぶりかの勉強」「時間がない」という人向けに、私が実際に進めた簿記3級の独学ロードマップを、失敗談も含めて正直に解説します。
・簿記3級の勉強を何から始めればいいか
・独学で最優先すべきポイント
・勉強が苦手でも続けやすい進め方
・実際に使った教材・動画・勉強法
この記事では、「最短で合格レベルに近づくための手順」を、初心者向けにわかりやすくまとめています。
簿記3級は、経理未経験者や初心者向けの資格として人気があります。就職・転職だけでなく、お金の流れを理解したい人にも選ばれています。
※本記事は、簿記3級に独学で4週間・87点で一発合格した実体験をもとに執筆しています。学習方法の一例として参考にしていただき、最新の試験情報は公式サイトをご確認ください。
この記事を書いた人
簿記の知識ゼロ・勉強から長く離れた状態から、独学で簿記3級に合格しました。実際に使った教材や勉強法、つまずいたポイントなどを、実体験をもとに初心者向けにわかりやすく解説しています。
→ プロフィール記事はこちら
【結論】簿記3級は「仕訳」を優先すると一気に進みやすくなる
簿記3級は、試験時間60分・70点以上で合格となる試験です。第1問〜第3問までありますが、実際にはどの問題も仕訳の理解が土台になっています。
結論から言うと、簿記3級の勉強で最初に優先すべきなのは「仕訳を繰り返すこと」です。
第1問は仕訳そのものが出題されますし、第2問・第3問の精算表や試算表も、仕訳の考え方を理解していないと解きづらくなります。逆に、仕訳が固まると試験全体が理解しやすくなりました。
「暗記が苦手だから不安…」という人も多いと思いますが、仕訳は丸暗記というより、反復で慣れていく感覚に近いです。
最初は時間がかかっても、同じパターンを繰り返していくうちに、少しずつ手が動くようになります。私はこの感覚が出始めてから、点数が安定し始めました。
勉強が苦手でも進めやすかった独学ロードマップ(5ステップ)
ここからは、私が実際に進めた勉強手順を5ステップで紹介します。完璧にやろうとしたわけではなく、「続けやすさ」を優先して進めました。
STEP1 参考書で「簿記の言葉」に慣れる
最初から問題を解こうとしなくて大丈夫です。まずは参考書を読みながら、「簿記ってこういうものなんだな」と全体像をつかむことを優先しました。
「借方」「貸方」「勘定科目」など、最初は意味がわからなくて当然です。ここで全部理解しようとすると、最初の数ページで疲れてしまいます。
私は「雑誌を流し読みする感覚」で進めました。わからない部分があっても止まらず、まずは最後まで一周する。この進め方のほうが、初心者には気持ちがラクでした。
私が実際に使った参考書の「初心者向けだった点」と「逆に少し難しかった点」は、こちらの記事で詳しくレビューしています。

STEP2 隙間時間はYouTubeを活用する
社会人になると、まとまった勉強時間を毎日確保するのは簡単ではありません。そこで私は、通勤中や昼休憩などの「隙間時間」を勉強時間として使いました。
特に役立ったのがYouTubeの簿記解説動画です。文章だけでは理解しづらかった内容でも、耳と目の両方から入ることでイメージしやすくなりました。
私は通勤中に1.5倍速で動画を見て、帰宅後に問題集で仕訳を解く流れにしていました。動画だけで終わらせず、問題演習とセットにすると理解が定着しやすかったです。
【実体験】
参考書だけではピンと来なかった仕訳の考え方も、動画で流れを見ると「あ、そういうことか」と理解できる瞬間がありました。特に初心者のうちは、映像で学べるメリットは大きいと感じました。
実際に使っていた無料YouTube講義と、「初心者でも理解しやすかった理由」はこちらでまとめています。

STEP3 問題集で「仕訳問題」を繰り返す
ここが一番重要でした。参考書と動画で全体像をつかんだら、あとは仕訳問題を繰り返します。
私は「わかる」状態ではなく、「自然に手が動く」状態を目標にしていました。同じ問題を何度も解き、間違えた問題だけを重点的に繰り返しました。
最初はかなり時間がかかります。でも、繰り返しているうちに、仕訳で迷う時間が減り、第2問・第3問にも余裕が出始めます。
【実体験】
最初に過去問を解いたとき、第1問の仕訳15問で正解できたのは2問だけでした。間違えた問題を参考書と動画で確認しながら理解するまでに、4時間近くかかったこともあります。
それでも繰り返すうちに、少しずつ「見た瞬間に手が動く問題」が増えていきました。この変化が出始めてから、点数が安定しやすくなりました。
私が4週間で87点合格するまでに実践した、具体的な勉強順と毎日の進め方はこちらで詳しく解説しています。

STEP4 電卓に早めに慣れておく
簿記3級では電卓操作も意外と重要です。計算ミスや入力ミスは、理解不足とは別のところで失点につながります。
私は毎日少しでも電卓に触るようにしていました。問題演習と一緒に電卓を使うことで、本番でも焦りにくくなったと感じています。
特に初心者の場合、早めに電卓操作に慣れておくだけでも安心感がかなり変わります。
簿記3級の電卓選びや、実際に感じた必要性についてはこちらで詳しくまとめています。

STEP5 本試験形式の問題で時間配分に慣れる
一般的には、本番と同じ形式の予想問題を時間を測って解く方法がよくすすめられています。時間配分や緊張感に慣れる意味でも、かなり効果的な方法です。
【正直に言うと、私はこのSTEP5をほとんどやりませんでした】
理由は、仕訳の反復を続けるうちに「以前より解ける感覚」が出てきて、まずは仕訳強化を優先したかったからです。
ただし、本番に緊張しやすい人や、時間配分に不安がある人には、予想問題を一度は解いておくことをおすすめします。
社会人でも勉強を続けやすくするコツ
勉強内容そのものより、「続けること」が一番難しいと感じる人も多いと思います。私自身もそうでした。
ハードルを下げる
「今日は仕訳を1問だけ解く」で十分です。最初から完璧を目指さず、始めるハードルを下げるほうが続けやすくなります。
実際には、1問だけ始めると「もう少しやろうかな」となる日も多かったです。まず始めることを優先する考え方は、かなり効果がありました。
勉強を始めやすい環境を作る
参考書や問題集を机に出しっぱなしにしておくなど、「すぐ始められる状態」を作るのもおすすめです。
小さな手間でも、人は意外と面倒に感じます。逆に言えば、始めるまでのハードルを下げるだけで、勉強は続けやすくなりました。
独学で合格できた理由を振り返ると、この3つだった
1.仕訳を優先した
全範囲を完璧にやろうとせず、まずは仕訳を優先しました。この優先順位が、結果的に効率アップにつながったと思います。
2.隙間時間を積み重ねた
毎日長時間勉強するよりも、5分・10分でも毎日続けるほうが、自分には合っていました。
3.記憶力より反復を重視した
「覚えよう」とするより、「慣れよう」と考えたほうが続けやすかったです。反復で少しずつ定着させる方法は、勉強が苦手な人にも合いやすいと思います。
もっと詳しく知りたい人へ|関連記事まとめ
この記事では、簿記3級の独学ロードマップ全体をまとめました。
「具体的な勉強スケジュール」「使った教材レビュー」「本試験問題集の感想」などは、別記事でさらに詳しくまとめています。




勉強が苦手でも、時間が限られていても、やり方が合えば簿記3級は十分合格を目指せます。
まずは仕訳を少しずつ繰り返すところから始めてみてください。仕訳に慣れてくると、問題全体が以前より理解しやすくなっていくはずです。
この記事が、「何から始めればいいかわからない」と悩んでいる人の参考になればうれしいです。
コメント