簿記3級に独学で挑戦するなら、「スッキリわかる日商簿記3級」は本当に使えるのか。
私はこの参考書を使い、4週間の独学で87点を取り一発合格しました。
ただし、最初に正直に言います。
この本を100%理解してから過去問に進んだわけではありません。
参考書で土台を作ったら、理解度はおよそ50%の段階で過去問題集へ。
そして問題を解いて分からなかった部分だけ、もう一度この本に戻る。
この“行ったり来たり”の学習法が、結果的に最短ルートでした。
この記事では、スッキリわかるを2周だけ使ったリアルな体験とともに、
「理解より慣れ」を軸にした具体的な使い方を正直に解説します。
簿記3級に独学合格した勉強法はこちら
結論|スッキリわかるは50%理解で十分だった
結論から言うと、スッキリわかる日商簿記3級は「最初に土台を作るための一冊」でした。
この本を2周した段階で、簿記の全体像と基本ルールは理解できました。
ただ、この時点で仕訳の問題が簡単に速く解けるレベルではありません。
理解が深まったのは、過去問題集を解き始めてからです。
問題を解いて、分からなければこの本に戻る。
その繰り返しの中で、知識がつながり、最終的にはかなり理解できていると実感できました。
だから私にとってこの参考書は、「これ一冊で完結する本」ではなく、
過去問と組み合わせて力を伸ばすための土台でした。
実力を高めるために使用した問題集については、こちらで詳しくレビューしています。
なぜスッキリわかる日商簿記3級テキスト+問題集を選んだのか
簿記3級を独学で受けようと決めたとき、正直いちばん不安だったのは「本当に理解できるのか」という点でした。
私は会計知識ゼロ。
仕訳という言葉すら曖昧な状態からのスタートです。
書店には行かず、ネットで「簿記3級 独学 参考書」と検索。
口コミや合格体験記をいくつも読み、その中で何度も名前が出てきたのがスッキリわかる日商簿記3級でした。
決め手は、
・初心者向けという評価が多かったこと
・図解が多くて分かりやすいという口コミ
・独学合格者の使用率が高かったこと
ストーリー形式で進んでいくため、「これなら挫折せずに最後までいけそう」と感じたからです。
合格して振り返った今、この選択は最善の選択だったと思っています。
実際の使い方|2周で止めた理由
この参考書は、最終的に2周だけ使いました。
1周目は全体像をつかむための通読
1周目は深く理解しようとはせず、まずは最後まで読み切ることを優先しました。
わからない部分があっても止まらず、「簿記とはこういう流れなのか」と全体像をつかむことを意識しました。
2周目は仕訳だけを重点的に
2周目では、別冊問題集のうち仕訳問題だけを解きました。
勘定記入や決算整理などの総合問題は、この段階ではあえてやっていません。
目的は、とにかく仕訳になれるためです。
50%理解で次に進んだ理由
2周終えた時点で、理解度は体感で50%ほど。
細かい論点や計算が絡む部分は、まだスムーズではありませんでした。
それでもそこで止まらず、過去問題集に進みました。
問題を解いて、分からなければこの本に戻る。
この往復の中で理解を深めていく形を選びました。
※4週間の具体的な勉強方法については、別記事で詳しくまとめています。
正直レビュー|メリット・デメリット
✔ メリット
① 初学者でも全体像がつかみやすい
ストーリー形式でイラストも多く、文章もやわらかい構成です。
簿記特有の専門用語にいきなり圧倒されることはありませんでした。
1周目の「通読」に向いているテキストだと思います。
② 仕訳の基礎を固めるには十分
別冊の問題は量・難易度ともにちょうど良いレベルです。
2周目で仕訳だけを繰りかえしたことで、基本ルールはしっかり頭に入りました。
ただし、この段階では“反射的に解ける”レベルには到達しません。
そこはやはり演習量が必要だと感じました。
③ 挫折しにくいボリューム感
分厚すぎない。
これは意外と大事です。
「終わりが見える」構成なので、心理的なハードルが低く、最後までやり切れました。
△ デメリット
① 総合問題の演習量は少なめ
別冊の問題集は基礎固めは最適ですが、試験レベルの総合問題は少なめです。
本番形式の問題は1題のみなので、演習量としては不足を感じました。
なので、この1冊だけで仕上げるのは厳しいと思います。
② “慣れ”の段階までは届かない
ルール理解には十分ですが、
試験で必要なスピード感までは身につきません。
計算問題を反射的に処理できるようになったのは、
あくまで過去問演習を積んでからでした。
総評
この参考書は、これ1冊で合格点まで仕上げるための教材というよりも、
基礎を固めて、過去問題集へ進むための土台をつくる一冊だと感じました。
ストーリー形式で全体像をつかみやすく、仕訳の基本ルールを身につけるには十分な内容です。
初学者が最初に取り組む教材としては、非常にバランスが取れています。
一方で、試験本番で求められる処理スピードや総合問題への対応力は、
この本だけではやや不足します。実戦力を身につけるには、過去問演習が不可欠です。
私自身も、この本で“理解の土台”をつくったあと、
過去問題集を繰り返すことで初めて87点まで伸ばすことができました。
“土台作りの50%”として使うなら、間違いなく最適な1冊です。
こんな人におすすめ/おすすめしない人
✔ こんな人におすすめ
① 簿記をこれから初めて学ぶ人
専門用語に慣れていない完全初心者には、特に相性が良いです。
ストーリー形式で全体像をつかみやすいため、「何をやっているのか分からない」という状態になりにくいと感じました。
② まずは基礎だけを固めたい人
「いきなり過去問は不安」という人にとっては、ちょうどいい難易度です。
仕訳の基本ルールを整理するには十分な内容があります。
③ 完璧主義をやめて前に進みたい人
この本を“50%の理解でOK”と割り切って使える人には、特に向いています。
基礎を固めたら次へ進む、という勉強スタイルと相性が良い教材です。
△ あまり向いていない人
① 1冊で試験対策を完結させたい人
総合問題や本番形式の演習量は多くありません。
この1冊だけで仕上げたい人には、やや物足りない可能性があります。
② すぐに実戦レベルまで引き上げたい人
処理スピードや応用力は、やはり過去問演習が必要です。
最初から実戦感覚を求める人には、少し段階を踏む必要があります。
まとめ
簿記3級は、「理解してから解く試験」ではなく、
解きながら理解を深めていく試験だと感じました。
この参考書は、問題を解けるようになるための“基本ルール”を最短距離で身につけるための土台です。
完璧を目指す本ではありません。
基礎を固めて、過去問へ進むための一冊。
私自身も、この本で50%の理解をつくり、
その後の演習で初めて反射的に解ける感覚を身につけ、87点まで伸ばすことができました。
土台作りとして使うなら、間違いなく優秀な教材です。
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