簿記3級の勘定科目一覧【初心者向け】まず覚えるべき重要科目をわかりやすく解説

資格の勉強法

「勘定科目が多すぎて覚えられない…」
「どれから覚えればいいの?」

そんな悩みを持つ簿記3級の初学者に向けて、この記事では試験によく出る勘定科目を、資産・負債・純資産・収益・費用の5つのグループに分けて一覧で紹介します。

私自身、独学で簿記3級に合格した経験から、「最初にどう向き合えばラクだったか」も交えてお伝えします。

 この記事を書いた人

簿記の知識ゼロ・勉強から長く離れた状態から、独学で簿記3級に合格しました。実際に使った教材や勉強法、つまずいたポイントなどを、実体験をもとに初心者向けにわかりやすく解説しています。
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※本記事は、簿記3級に独学で87点・一発合格した実体験をもとに解説しています。

簿記3級で学ぶ勘定科目とは?

勘定科目とは、簿記の仕訳で使う「取引の名前」のようなものです。「現金が増えた」「売上が発生した」といった取引を、決まった名前(勘定科目)に当てはめて記録していきます。

私は学習を始めた最初の週、勘定科目の数の多さに正直圧倒されました。「全部覚えないと仕訳できないのでは…」と不安になったのを覚えています。
“でも実際は、最初から全部を暗記する必要はありません。仕訳問題を繰り返すうちに、自然と使う科目が身についていきました。

Mifuro
Mifuro

まずは「よく出る科目」から押さえていくのが、遠回りに見えていちばんの近道です。


資産の勘定科目一覧

「資産」は、会社や個人事業主が持っている財産や権利を表す科目です。

勘定科目意味
現金手元にある紙幣・硬貨など
当座預金手形・小切手のやり取りに使う預金
普通預金銀行の普通預金口座
受取手形あとで代金を受け取る約束(手形)
売掛金あとで代金を受け取る権利(掛け取引)
貸付金他者にお金を貸した際の権利
前払金商品などの代金を先に支払った分
前払費用まだサービスを受けていない費用を先に支払ったもの
未収入金商品売買以外の理由で、あとで受け取るお金
立替金一時的に立て替えたお金
仮払金使い道や金額が確定していない支出の仮払い
商品(繰越商品)販売するために仕入れた商品
備品机・パソコン・什器など
建物事務所や店舗などの建物
車両運搬具営業車など
土地保有する土地

私は「売掛金」と「買掛金」がどちらも仕訳の後半までごちゃごちゃになりました。「売る側が受け取る権利=売掛金」と主語で覚えると混同しにくくなります。

負債の勘定科目一覧

「負債」は、あとで返済・支払いをする義務を表す科目です。

勘定科目意味
支払手形あとで代金を支払う約束(手形)
買掛金あとで代金を支払う義務(掛け取引)
借入金銀行などから借りたお金
未払金商品売買以外の理由で、あとで支払うお金
未払費用発生しているがまだ支払っていない費用
前受金商品代金などを先に受け取った分
預り金給与から天引きした社会保険料などの一時預かり
仮受金内容が確定していない入金

買掛金」は仕入とセットで問題に登場する頻度が非常に高く、私は最優先で仕分けパターンを固めました。「未払金」との違い(商品売買かどうか)で迷いやすいので、そこを意識すると整理しやすくなります。

純資産の勘定科目一覧

「純資産」は、資産から負債を差し引いた元手にあたる科目です。

勘定科目意味
資本金事業の元手となるお金
繰越利益剰余金過去の利益の蓄積
引出金個人事業主が事業用のお金を生活費など私的な目的で引き出したときに使う科目

純資産の科目は数が少ない分、出題されると確実に得点したいところです。私は「資本金」と「繰越利益剰余金」の役割の違いを一度整理しただけで、迷わなくなりました。

収益の勘定科目一覧

「収益」は、事業活動によって得た儲けを表す科目です。

勘定科目意味
売上商品やサービスを売って得た収入
受取利息預金や貸付金から得た利息
受取手数料仲介などで得た手数料
固定資産売却益建物や備品などを売って得た利益
雑収入上記に当てはまらない収入

収益は「売上」の出題頻度が圧倒的です。私は「受取利息」「受取手数料」など細かい科目は、まず売上の仕訳を完璧にしてから手を広げるようにしました。

費用の勘定科目一覧

「費用」は、事業活動でかかった支出を表す科目です。

勘定科目意味
仕入商品を仕入れるための費用
給料従業員に支払う給与
広告宣伝費宣伝・広告にかかった費用
旅費交通費出張や移動にかかった費用
通信費電話・インターネットなどの費用
水道光熱費水道・電気・ガス代
支払家賃事務所や店舗の家賃
支払利息借入金にかかる利息
消耗品費文房具など消耗する備品の費用
租税公課印紙税・固定資産税などの税金
支払手数料振込手数料など
保険料各種保険にかかる費用
雑費上記に当てはまらない少額の費用

費用は科目数が多いので気が重くなりがちですが、実際の試験では「仕入」「給料」「支払家賃」など基本的な科目の出題が中心でした。細かい科目は仕訳演習の中で少しずつ拾っていけば十分です。

特によく出る勘定科目【重要度別】

すべて同じ重要度ではありません。試験対策としては、出題頻度の高いものから優先して覚えるのが効率的です。

★★★★★(最優先)

これらは第1問を中心に頻繁に登場するため、、最優先で確実に押さえておきたい科目です。

  • 現金
  • 売掛金
  • 買掛金
  • 商品(繰越商品)
  • 売上
  • 仕入

★★★★☆(優先度高)

  • 当座預金
  • 未払金
  • 未収入金
  • 受取手形・支払手形

★★★☆☆(余裕があれば)

  • 仮払金
  • 仮受金
  • 前払費用・未払費用

星5つの科目は、仕訳問題のほぼすべてに絡んでくると言っていいくらい頻出です。まずはこの6科目の仕訳が迷わずできるようになることを目標にすると、学習の見通しが立てやすくなります。


効率よく覚えるコツ

私は最初、勘定科目一覧を見ながら丸暗記しようとして、正直挫折しかけました。

そこで思い切って一覧を眺めるのをやめ、仕訳問題を繰り返すことに切り替えました。

すると、問題を解くたびに「この取引はこの科目」というパターンが自然と身についていき、暗記よりも仕訳演習を優先した方が、結果的に覚えるのも早かったと感じています。

Mifuro
Mifuro

勘定科目は「眺めて覚える」ものというより、「使いながら身につく」ものだと思っておくと、気持ちがラクになるはずです。

よくある質問

Q. 勘定科目は全部覚える必要がありますか?

A. いいえ。試験に頻出する科目はある程度限られているため、まずは★5つの科目から優先して押さえれば十分です。

Q. 試験では何種類くらいの勘定科目が出ますか?

A. 出題範囲は広いですが、実際に繰り返し出てくるのは一部の科目に集中しています。

Q. 勘定科目はいつ覚えるのがいいですか?

A. 一覧を先に暗記するより、仕訳問題を解きながら覚えていく方が、記憶に残りやすくおすすめです。


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なお、勘定科目や出題範囲は改定される場合があるため、最新情報は主催者である日本商工会議所の簿記検定公式ページもあわせて確認しておくと安心です。


まとめ

  • 勘定科目は最初から全部暗記しなくていい
  • まずは出題頻度の高い科目から押さえる
  • 一番大切なのは仕訳問題を繰り返すこと

一覧を眺めるだけで終わらせず、実際に仕訳を解きながら少しずつ覚えていきましょう。それが結果的に、一番の近道になります。

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