「学科と実技って何が違うの?」「どっちが難しいの?」「実技って何か特別な準備が必要?」
FP3級の受験を決めたあと、こういった疑問を持つ方は多いと思います。このページでは、FP3級の学科試験と実技試験の違い・合格点・対策を、実際に受験した経験をもとにわかりやすく解説します。
※FP2級も試験構成は同じですが、本記事ではFP3級をベースに解説しています。
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まず知っておくこと:学科と実技の両方に合格して資格取得
FP3級は、**学科試験と実技試験の両方に合格することで、FP技能士3級として認定されます。**どちらか一方だけ合格しても資格は取得できません。
ただし、どちらか一方のみ合格した場合は「一部合格」として扱われ、翌々年度末までに残りの試験だけを受けることができます。一発で両方合格するのが理想ですが、万が一片方が不合格でも仕切り直しはできます。
学科試験とは
試験内容
学科試験は、FPに関する基礎知識を問う試験です。出題範囲は以下の6分野です。
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理(保険)
- 金融資産運用
- タックスプランニング(税金)
- 不動産
- 相続・事業承継
出題形式は2択問題(○×問題)が30問、3択問題が30問の合計60問です。 試験時間は90分で、受験団体(FP協会・きんざい)に関係なく問題は共通です。
合格点
60点満点中36点以上、つまり6割以上の得点で合格です。
試験形式
2024年4月からCBT方式(コンピューター上で解答する形式)に移行しました。 全国のテストセンターから会場を選び、好きな日時で受験できるようになっています。なお、私が受験した2024年1月はCBT移行直前のペーパー試験でした。
実技試験とは
試験内容
「実技試験」という名前を聞くと、面接や実演があるのかと思う方もいるかもしれません。**実際はそうではなく、学科試験と同様に選択式の試験です。**実務に近い応用的な問題が出題されます。
実技試験は受験する団体によって内容が異なります。
FP協会の場合:資産設計提案業務 日常生活とかかわりの深いお金の知識が出題される「資産設計提案業務」で、20問出題されます。出題範囲は6分野すべてにまたがります。
きんざいの場合:個人資産相談業務 or 保険顧客資産相談業務 きんざいの実技試験では「個人資産相談業務」または「保険顧客資産相談業務」のいずれかを選択して受験します。 事例形式で5題出題されます。
合格点
FP協会の実技試験は100点満点中60点以上、きんざいの実技試験は50点満点中30点以上で合格です。 どちらも6割以上という基準は学科試験と同じです。
FP協会ときんざい、どちらで受けるべきか
実技試験の内容が異なるため、どちらで受験するかは事前に決めておく必要があります。
平均合格率はFP協会が約90%なのに対し、きんざいは約60%と大きな開きがあります。 この差は試験の難易度の違いというより、受験者層の違いによるものが大きいとされていますが、特に理由がなければFP協会での受験をおすすめします。
私もFP協会で受験しました。出題範囲が6分野すべてにまたがっているため「広く浅く」という性質ですが、学科の勉強をしっかりやっていれば対応できます。
きんざいの実技は範囲が絞られている分、その分野を深く問われる傾向があります。保険業界など特定の業種で働いている方や、仕事の都合できんざいを指定されている方はきんざいを選ぶケースが多いです。
学科と実技、難しいのはどっち?
実際に受験してみた感想を正直に言うと、実技の方が学科より取り組みやすかったです。
実技試験は計算問題など、出題パターンがある程度決まっています。学科でしっかり基礎を固めたあとに実技の対策をすると、「あ、これは学科で覚えた知識をそのまま使えばいいだけだ」という場面が多くなります。応用といっても、学科で身につけた知識を実際のケースに当てはめるだけなので、構えすぎる必要はありません。
学科の勉強を丁寧にやることが、実技対策にも直結します。
学科・実技それぞれの対策
学科試験の対策
6分野すべてから出題されるため、苦手分野を作らないことが重要です。参考書で基礎をインプットしながら、問題集とセットでアウトプットを繰り返す勉強法が効果的です。過去問の類似問題が繰り返し出題される傾向があるので、過去問演習も欠かさずやりましょう。
実技試験の対策
学科の勉強が一通り終わったタイミングで、実技の過去問に取り組むのがおすすめです。出題パターンを把握して、計算問題は解き方を体に染み込ませるまで繰り返すのが効果的です。「過去問道場」では実技の過去問も解けるので、積極的に活用してください。
まとめ
| 学科試験 | 実技試験(FP協会) | |
|---|---|---|
| 出題形式 | ○×・3択(各30問、計60問) | 選択式(20問) |
| 試験時間 | 90分 | 60分 |
| 合格点 | 60点満点中36点以上 | 100点満点中60点以上 |
| 出題範囲 | 6分野すべて | 6分野すべて |
| 難易度感 | 基礎知識を広く問われる | 学科の知識を応用するイメージ |
学科と実技はどちらも6割以上取れば合格です。難しく考えすぎず、**まず学科の基礎を固めることに集中してください。**学科で身につけた知識は実技でもそのまま使えます。両方の対策を順番に丁寧にこなせば、一発合格は十分狙えます。
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