「簿記って難しそう……」「勉強を続けているけれど、少し疲れてきた……」そんな方におすすめしたいのが、漫画・小説・クイズなど、ストーリーを楽しみながら簿記や会計の世界に触れられる本です。
この記事では、私自身が実際に読んだ本を中心に選びました。簿記の知識がなくても楽しめる本から、ある程度知識をつけたあとに読むとより面白くなる本まで、幅広く取り上げています。
なお、ここで紹介する本は、簿記3級の試験対策をするための参考書ではありません。勉強の合間の息抜きや、勉強に疲れたときの気分転換として、楽しみながら簿記への興味を深められる本を選びました。
簿記に興味を持つきっかけとして、ぜひ参考にしてみてください。
この記事を書いた人
簿記の知識ゼロ・勉強から長く離れた状態から、独学で簿記3級に合格しました。実際に使った教材や勉強法、つまずいたポイントなどを、実体験をもとに初心者向けにわかりやすく解説しています。
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簿記の勉強に興味が持てる本8選
1.これは経費で落ちません!
経理部を舞台にした物語で、日々のお金の動きや「経費として認められるかどうか」の判断など、経理の仕事のリアルな一面に触れることができます。読んでいると「経理の仕事ってこういう感じなのかも」と、働くイメージが自然と湧いてくるのが魅力です。
小説だけでなく、漫画版やドラマ版もあるので、自分の読みやすい形で楽しめるのも嬉しいポイントです。簿記の知識がなくてもストーリーとして十分楽しめる作品なので、「簿記や会計にちょっと興味はあるけど、まだ勉強前」という方の入り口としてもおすすめです。
経理の仕事や会社のお金の流れを知ることで、簿記がどのように使われているのかをイメージしやすくなる作品です。
2.なぜ彼女が帳簿の右に売上と書いたら世界が変わったのか
複式簿記を知っている主人公が、複式簿記が存在しないパラレルワールドに迷い込んでしまう物語です。簿記の知識がなくてもストーリーとして楽しめますが、仕訳を勉強したことがある人ほど「そういうことだったのか」と腑に落ちる場面が多く、ある程度知識をつけたあとに読むと、より面白く感じられる一冊です。
なぜ仕訳が必要なのかという理由も、物語を通して自然と理解しやすくなっています。簿記を勉強している人だけでなく、「そもそも、なぜ仕訳をするんだろう?」と疑問に感じたことがある人にもおすすめです。
私は電子書籍で読みましたが、文字が小さく感じて少し読みづらかったので、じっくり読みたい方は紙の本がおすすめです。
3.女子大生会計士の事件簿
会計士見習いとその上司、女子大生にして公認会計士の主人公が、企業の監査業務の中で見つけた数字の不自然さや、会社が隠している秘密、不正などの謎を解いていくストーリーです。
テンポが良く読みやすいのが魅力で、簿記や会計の知識がなくても十分に楽しめます。物語を読み進めながら、会計が企業の不正や問題を見つけるためにも使われていることを知ることができ、会計の世界に興味を持つきっかけにもなる一冊です。
「簿記や会計ってどんなことをするんだろう?」と興味を持ち始めた方や、まずは気軽に会計の世界に触れてみたい方におすすめです。
4.会社を潰すな!崖っぷち社員たちの企業再生ドラマ
倒産寸前の書店に出向を命じられた銀行マンが、さまざまな経営手法を駆使して書店を立て直していく物語です。著者自身の実体験をベースにしているだけあって、内容が非常にリアルなのが特徴のビジネス小説です。
会計の視点だけでなく、マーケティングやマネジメントの考え方も学べる内容になっていて、経営の全体像を通して数字の意味を理解できるのが魅力です。簿記を勉強していくと、会社の数字が何を表しているのかを考える場面も出てきます。そうした「数字を使って会社を見る面白さ」を感じられる一冊です。
簿記や会計の知識を、会社の経営という少し広い視点から捉えてみたい方におすすめです。
5.女騎士、経理になる。
オークに囚われた女騎士が、剣ではなく電卓を手に「経理」の仕事に就くという、少し変わった設定の物語です。漫画版と小説版があり、簿記や会計の仕組みを本格的に取り入れた「異世界会計ファンタジー」として楽しめます。
正直、読み始めたときは「異世界もの特有のギャグ漫画かな」という印象で、あまり期待していませんでした。ですが、それは最初だけ。物語が進むにつれて、仕訳や帳簿の考え方がしっかりとストーリーに組み込まれていき、読み進めるうちに簿記・会計の知識にも自然と触れられる作品だと感じました。
ギャグとファンタジーの軽さを保ちながらも、簿記・会計の要素はしっかりしていて、続きが気になって一気に読み進めてしまいました。設定のギャップも面白く、楽しみながら簿記や会計に触れてみたい方におすすめの作品です。
6.会計天国
経営コンサルタントが、崖っぷちに立たされた経営者を「会計」の力で救っていく物語です。一言で表すなら「タイムリミット付きの経営破綻サバイバル」。刻一刻とタイムリミットが迫るなか、会計の視点から会社を立て直す糸口を探っていく展開は、まるで謎解きミステリーを読んでいるようなハラハラ感があります。
「会計でこんなにも人や会社を救えるのか」と驚かされる場面も多く、数字が単なる記録ではなく、会社の状況を把握したり、意思決定や再生につなげたりするために使われていることが分かります。
ストーリーの面白さと会計の実用性をどちらも楽しめる作品で、私は実際に読んでみて、とても面白い一冊だと感じました。「簿記って何の役に立つんだろう?」と思っている方にも、会計の面白さを知るきっかけになると思います。
7.世界一楽しい決算書の読み方
タイトルの通り、とにかく「楽しい」と感じられる一冊です。クイズ形式で問題を解いていくうちに、決算書や会計の知識が自然と身についていく構成になっています。
業界やビジネスモデルが違うと、決算書の数字にも違いが出てくることを、クイズを通して具体的に知ることができるのも面白いポイントです。会話形式とクイズを組み合わせた作りなので、難しさを感じにくく、サクサク読み進められます。
「決算書って数字ばかりで難しそう」と感じている方でも楽しみやすく、会計や会社のお金の流れに興味を持つきっかけになる一冊です。
8.会計が面白いほどわかるミステリ 決算書に隠された7つの罪
漫画とクイズ形式で構成された会計の入門書です。粉飾決算をテーマにしたミステリー仕立ての漫画が展開していく中で、財務諸表の読み方を学べる作りになっていて、会計の全体像を知るのに向いている一冊です。
正直なところ、クイズは会計の知識がないと解くのが難しいと感じる部分もあります。私自身は簿記3級を取得したあとに読んだので、クイズにも挑戦しながら楽しく読み進めることができました。
ただ、クイズが解けなくても心配はいりません。解説がしっかりしているので、会計の知識がまったくない人でも、解説を読みながら会計の基本を知ることができます。
「まずは会計の全体像をざっくり知りたい」という方におすすめの一冊です。
まとめ
今回は、簿記や会計の世界を楽しみながら学べる本を8冊紹介しました。簿記の知識がなくても十分楽しめる作品から、ある程度勉強したあとに読むとより面白さが増す作品まで、幅広くラインナップしたつもりです。
参考書を開く気力がない日も、こうした漫画や小説なら気軽にページをめくれるはずです。ストーリーを楽しみながら、いつのまにか簿記や会計に興味を持つきっかけになる――そんな一冊にぜひ出会ってみてください。
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